個人事業を初めて青色申告をしなきゃいけないんだけどコストを抑えたいから無料で使える会計ソフトってある?

こんにちは!2019年に開業したTKC DesignのTKCです。

確定申告時に必要な会計ソフトですがほとんどのソフトが有料で月額料金がかかってしまうことが多いかと思います。しかし僕のように個人事業を初めてから間もない場合、なるべく固定費は少なくしたいはずです。

そこで今回は永久に無料で使える会計ソフトを3本ご紹介します。それぞれ特徴があるので初心者の方にも分かりやすいように1つずつ比較しながら解説していきます。

確定申告は2種類

確定申告を行う際大きく分けると2種類に別れることはご存知でしょうか?俗にいう青色申告と白色申告です。

この青色申告と白色申告は控除される金額や帳簿の付け方が変わってきますので簡単に解説していきます。

青色申告と白色申告

個人で確定申告を行う場合は大きく青色申告と白色申告の2つに分かれますと解説しましたが、実は青色申告は2種類あるので全部で3種類あります。今回ご紹介する会計ソフトは白色申告だけ申告出来るものと青色申告も出来るソフトがあるのでまずはご自分でどの確定申告を行うか決めておきましょう。

また青色申告を行う場合は青色申告承認申請書と呼ばれるものを事前に提出している必要があります。一般的には開業届と一緒に提出している方が多いかと思いますので確認してみましょう。

申告方法 白色申告 青色申告(10万円控除) 青色申告(65万円控除)
帳簿付け 単式簿記 複式簿記 複式簿記
決算書の種類 収支内訳表 青色申告決算書 青色申告決算書
控除 なし 10万円 65万円
赤字繰越 基本的に不可 3年間可能 3年間可能

無料で使える会計ソフトのおすすめ3選

無料で使える会計ソフトは以下の3本です。ここでご紹介する3つの会計ソフトは無料期間や機能制限付きではなく全ての機能を無料で使える会計ソフトです。

  • ・やよいの白色申告
  • ・円簿青色申告
  • ・ちまたの会計

やよいの白色申告は白色申告用の会計ソフトで円簿青色申告は青色申告もできる会計ソフトです。最後にちまたの会計は事業用ではなく、非営利団体向けの会計ソフトです。

やよいの白色申告

やよいの白色申告

白色申告をするなら「やよいの白色申告」がオススメです。やよいの白色申告は完全無料で利用出来るアプリです。オススメな理由としてはクラウドで申告出来るのでインターネットにアクセス出来るパソコンならWidows、Macに関わらず利用出来る点と税金知識が不要で簡単に申告書を作成することが強みです。

またやよいシリーズは使用しているユーザーが多く、簡単な質問ならばインターネット上に情報が載っていることがほとんどです。

クラウドで動作するソフトのため面倒なアップデートを行う必要もありませんし、データは自動でバックアップが取られているので安心と言えます。さらにセキュリティ対策にも力を入れていて「Microsoft Azure」を採用し24時間365日稼働のセキュリティエンジニだけで構成された専門のスタッフで運用を行なっています。

円簿青色申告

円簿青色申告

こちらは青色申告を行うクラウドタイプのソフトです。やよいの白色申告に比べ入力内容は複雑になりますが、説明動画があるので初心者の方でも安心して申告書類の作成が行えます。ただし1つ1つの専門用語の解説はないのでわからない箇所は自分で調べるか勉強する必要があります。

ちまたの会計

ちまたの会計

ちまたの会計は確定申告用の会計ソフトではなくサークル、自治会、PTA、ボランティア、子供会、スポーツクラブなどの非営利団体向けに無料でリリースされている珍しいクラウド会計ソフトです。

団体内のお金の管理を一目瞭然に出来るソフトになっていて、今まで手書きやエクセルなどの表計算ソフトで管理されていた方にオススメしたいソフトです。

無料期間や制限がある会計ソフト

おまけとして無料期間や制限付きで無料で使える会計ソフトをご紹介します。上記で紹介した完全無料の会計ソフトとの違いはチャットサポートがついていたり、インターネットを通じて確定申告を行うe-Taxにも対応しています。さらに確定申告だけでなく法人設立に必要な書類を作成することも出来るので近いうちに法人成りを検討されている方にオススメです!

また画面操作や入力内容なども無料会計ソフトに比べて簡単に効率よく入力できるソフトが揃っています。青色申告ソフトの利用料金は経費で落とせることができ会計に使う時間を時短できるため売り上げが少しでもある場合は以下に並べているソフトから選ぶことをおすすめします。

マネーフォワード クラウド

マネーフォワード クラウド

マネーフォワード クラウドは銀行、クレジットカード、電子マネー、POSレジ、勤怠管理など様々な外部サービスと連携することで入力や仕訳を自動化できる強みを持っています。そのため今まで見通しがはっきりしなかった部分を透明化できるメリットがあります。

また管理画面も請求書発行や会計などアイコンで分かりやすくまとめられているので初心者の人でも触りやすい管理画面が特徴です。

上記は僕が実際に使っている画面でマネーフォワード クラウドの場合、無料プランは期間制ではなく仕訳件数で決められており、年度の仕訳が50件以内なら永久無料で使うことができます。そのため小規模の個人事業で仕分けが少ない場合、無料で使うことができるのでかなり心強いです!また無料プランでもチャットサポートがついているので操作で分からない部分があってもその場で解決することができます。

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freee(30日間無料お試し)

freeeは質問を答えるだけで申告書を作成出来る会計ソフトです。freeeは”簡単に会計”に拘っており、専門知識は不要で簡単に申告書を作ることができます。レシートを読み込んで自動で経費を入力出来る機能を持っており、1年間溜まったレシートがあっても瞬時に文字を読み取り申告書を作成可能です。

freeeは有料プランを30日間お試しすることができて有料プランに切り替えなかった場合、課金はされず無料プランに自動的に変更されるので勝手に課金されることはありません

無料プランに切り替わると制限がかかります。具体例としては取引データの閲覧・編集などが直近1か月に登録したデータのみ可能になるなどがありますが有料プランに切り替えると制限が解除されて全て見れるようになります。