Apple IDがロックされてアプリのダウンロードができなくなったんだけどどうすれば解除されるの?
Apple IDがロックされると「App Store」や「Apple Music」、「iPhone を探す」などiPhoneの便利な機能が制限されてしまいめちゃくちゃ不便です。
僕の場合はApple IDのアカウントがハッキングにあってしまい「iCloudにログインできません」というウィンドウが出現し本当にApple IDのアカウントがロックされている状態でした。なので今回はApple IDのアカウントがロックされる原因とロックを解除する方法を写真付きでお届けします。
このページの目次
そもそもApple IDとは?
そもそもApple IDって何?面倒だったら放置しても大丈夫?という方がいらっしゃるかもしれませんが結論からいうと絶対に放置してはいけません。なぜならアカウントがロックされてしまうと使えなくなる機能があるからです。具体的な説明はAppleのサイトに載っていますが、重要な箇所だけ引用すると
Apple IDとは、App Store、iTunes Store、iCloud、iMessage、Apple Online Store、FaceTime などのAppleサービスへのアクセスに使う個人アカウントです。サインインに使うメールアドレスとパスワード、および Apple すべてのサービスで使う連絡先、支払情報、セキュリティ情報の詳細が含まれます。Apple ID とは
つまりApple IDがロックされてしまうとiPhoneの機能がほとんど使えなくなってしまいます。さらに僕のようにMacとiPhoneのApple IDを統一している場合は両方の端末で機能が使えなくなってしまいます。
ロックされると使えなくなるサービス一覧
具体的にロックされると使えなくなる機能の一覧がこちらになります。
- App Store
- Apple Music
- Apple Store (オンライン)
- Apple Store 直営店のサービスやプログラム (コンシェルジュ、Joint Venture、ワークショップ、ジュニア向けプログラムなど)
- Apple Store App
- Apple サポートコミュニティ
- FaceTime
- 友達を探す
- iPhone を探す
- Game Center
- ブックストア
- iCloud
- iMessage
- iTunes Genius
- iTunes ホームシェアリング
- iTunes Match
- iTunes Store
- iTunes U
- Mac App Store
- 写真プリント製品
App StoreやApple Musicなど普段使っているサービスがかなり入っているかと思いますので放置はせずすぐにロックを解除しましょう。
Apple IDがロックされる原因
Apple IDがロックされる原因はいくつか考えられますが共通する内容としてApple IDのログインに規定回数以上失敗してしまっているということです。
Apple IDの入力を自分で複数回間違った
これが一番多い原因かと思います。Apple IDは複数回入力を間違ってしまうとアカウントにロックがかかってしまうので分からない場合は無闇に試さずパスワードの再発行を行いましょう。
Apple IDがハッキングされている可能性
僕の場合、Apple IDのログインに関して全く心当たりが無く、設定しているアカウントは普段から使っているアカウントでしてロックされる前日まで普通に使用できていました。
したがってロックされた当日に第三者によるアカウント情報の誤入力が原因と思われます。つまりアカウントがハッキングにあっている可能性がかなり高いということになります…なので自分でアカウントのログインに心当たりがない場合はアカウントのハッキングを疑いましょう。
Apple IDがロックされたメールが届いた(詐欺)
最近Apple社の名を語りスパム業者がApple IDがロックされているという旨のメールを送り、Appleサイトをコピーしたサイトにアクセスさせてフィッシング詐欺を図る手口が発生しています。サイトのコピーはちょっとした知識があれば簡単に行えるので信用しない様にしましょう。
そういった内容のメールを受信した際はまずはアカウントが本当にロックされているかを確認し、アカウントがロックされている場合はメールに記載されている内容とURL、送信者のドメインを確認しましょう。
ただしURLの偽装や似ているドメインを使ったフィッシングメールの可能性もあるので自分でメール内容が判断ができない場合は必ずApple サポートに電話するにてAppleサポートの電話番号を解説しているのでそちらを参考に電話してみて最近そういった内容のメールがAppleから送信されているか聞いてみましょう。
Apple IDが凍結された
この原因については基本的には当てはまらないと思いますが、念のために記載します。
Apple IDを使ったスパム行為や何かしらの他者へ攻撃行為などの違法行為を行なったアカウントはAppleがアカウントを凍結する可能性があります。
この原因に当てはまるとすれば既にアカウントが乗っ取られてしまっていて違法行為が行われている場合です。もしアカウントがログインできない状態で凍結した旨の内容が表示される場合はすぐにAppleサポートに電話して事情を伝えましょう。
Apple IDのロックを解除する方法
ロックを解除する方法ですがアカウント状況やアカウント登録時の内容を覚えているかによって方法が変わります。
1つ目の方法はアカウント情報を覚えている場合です。Appleが運営しているiforgotでロックを即日で解除することができます。
2つ目の方法はアカウント情報が分からない場合です。電話サポートを使ってアドバイザーとアカウントの登録内容を確認しながらロックを解除します。※こちらの場合はロックを解除するのに24時間かかるので早めに電話しましょう。
※アカウントに2段階認証(2ファクタ)の設定を行っている場合は少しめんどくさくなるそうです。
iforgotでロックを解除する
これが簡単でロックの解除も早い方法です。ただし全ての方に当てはまるわけではなく、以下の条件を満たしている方だけになります。
- iCloud.comに登録しているメールアドレスが受信できる状態であること
- セキュリティ質問(アカウントの生年月日や秘密の質問)が答えられる
僕の場合iCloud.comに登録しているメールアドレスが現在は使っていない古いメールアドレスだったのでこちらは使えませんでした。
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ステップ:1
iforgotにアクセスします。
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ステップ:2
登録しているApple iD(メールアドレス)、表示されている文字列を入力します。
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ステップ:3
アカウントのロックを解除する方法を選択します。選択肢は2つあり、以下のいずれかを選択します。
- ・メールを受け取る
- ・セキュリティ質問に答える
メールを選択した場合はiCloud.comに登録しているメールアドレスに再設定用のメールが送信され、セキュリティ質問を選択した場合は生年月日と秘密の質問を2問を入力します。
Apple サポートでロックを解除する
少しでも分からないと感じたら電話した方が早そうです。筆者は秘密の質問を失念してしまっていたのでこちらの方法でApple IDのロックを解除しました。Apple IDにクレジットカードを登録している場合は通話中にカードの番号が必要になるのであらかじめカードを出しておいた方がスムーズに話が進みます。
この方法だと電話でアドバイザー(オペレーター)に手続き後ロック解除(パスワードリセット)のURL付きメールを送ってもらう方法になります。
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ステップ:1
Apple サポートへのお問い合わせ にアクセスし「Apple ID」をクリックします。
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ステップ:2
「Apple IDが無効になっている」をクリックします
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ステップ:3
「今すぐアドバイザーと話がしたい」をクリックします。
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ステップ:4
「名前」、「アドレス」、「電話番号」を入力し、「続ける」をクリックします。
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ステップ:5
入力した電話番号に自動音声の電話がかかってくるので電話を受け電話機の「1」を押します
するとアドバイザーに繋がるので、アカウントがロックされていて秘密の質問が分からない旨を伝えると本人確認が行われます。本人確認の内容として通話中に
- 登録者の名前
- Apple idに登録しているクレジットカードの番号
- 通話中にiPhoneに確認コード(英数字8桁)
を確認します。
本人であることの確認が取れたら手続きを行ってもらえます。手続き後24時間後に指定のメールアドレスにアカウントロック解除ができるメールを送信してくれます。※3時間でURLの有効期限が切れてしまうので時間を確実に取れる日に行いましょう。
ロックを解除するメールを受信したら
「Apple ID パスワードをリセットするには」という件名で手続き後に以下のようなメールが届きます。※届いていない場合は迷惑メールに振り分けられていないかなどを確認しましょう。
3時間で有効期限が切れるので早めに開封しアクセスしましょう。アクセスしたら新しいパスワードを確認用を合わせ2回入力し「パスワードをリセット」をクリックするとパスワードが新しいものに変更されアカウントのロックは解除されます。
ロックに気付いたらお早めに…
Apple IDがロックされてしまうと非常に不便で解除するのに時間がかかりました。第三者からの不正アクセスだとどうしようもないですが、一定周期でパスワードの変更は必ず行った方がいいと思います!また、身に覚えのないアカウントのロックが発生したらApple IDの変更も行いましょう。